コンフォレスト湯来について

皆様に知っていただきたい。コンフォレスト湯来ヒストリー

YMCA2代目キャンプ場としてスタート

YMCA2代目キャンプ場として、1969年にスタート
YMCA2代目キャンプ場として、1969年にスタート

広島YMCAコンフォレスト湯来の前身は「みのち学荘」と呼ばれ、湯来町のご好意により、廃校になった小学校の校舎をリフォームした里山キャンプ場として、1969年にスタートしました。
1950年代から60年代後半にかけて、YMCAのキャンプの拠点は安芸の宮島にありましたが、高度経済成長期に入り、瀬戸内海には多くの工業地帯ができ、宮島でも海の汚染が深刻な問題になりました。
また、国宝の厳島神社や戦後まもなく国の指定を受けた瀬戸内海国立公園内ということもあり、YMCAとしても建造物を建てることができませんでした。
キャンプ活動が盛んになるにつれ、また子ども達の安全確保という意味も含め、ロッジの役割を持つ建物の必要性も高まり、1969年夏、キャンプ地を宮島から現在のコンフォレスト湯来のある湯来町・みのち学荘に移したのです。

子ども達のキャンプ場から青年ボランティアの活動の場に

新しいキャンプ地を得たYMCAキャンプには多くの子ども達が参加しました。
みのち学荘では、キャンプと学習を組み合わせた「グリーンキャンパス」などの新しいプログラムが開発されていきました。
同時に将来、教育者やスポーツ指導者をめざす多くの大学生がボランティアとして成長していきました。
現在では地域社会のリーダーとして活躍しています。

  1. 当時の建物の様子。みのち学荘を中心に多くの教育キャンプが行われました。(写真左)
  2. 野外活動・キャンプだけではなく、当時では珍しい学習合宿も行われていました。(中央)
  3. 教育・スポーツ指導者をめざす大学生がボランティアとして活躍しました。(写真右)

YMCA旧本館がやってきた!

1974年八丁堀の旧本館がみのち学荘に移築
1974年八丁堀の旧本館がみのち学荘に移築

1970年代に入り、キャンプ活動が盛んになる中、古い小学校を改装しただけの建物だけでは手狭になってきました。
それと時期を同じにして、1952年多くの人々の善意によって建てられた八丁堀本館が、1973年YMCA新館建設に伴ない撤去せざるをえなくなりました。
しかし、多くの人々の惜しむ声に、歴史的な記念館として後世に残すため、みのち学荘に移築することになったのです。
1974年3月10日に旧本館がみのち学荘に移築され、多くの子ども達を受け入れる体制が整いました。
現在、記念館は、戦後の日本建築に大きな足跡を残した建築家ヴォーリスの名前から、ヴォーリスロッジとしてリニューアルされ、一般の宿泊や研修、子ども達のビキナーキャンプの宿泊施設としても現役で活躍しています。

◆ヴォーリズ豆知識

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880/10/28 - 1964/5/7

アメリカ合衆国に生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家です。
建築家でありながら、ヴォーリズ合名会社(近江兄弟社)の創立者の一人としてメンソレータムを広く日本に普及させた実業家でもありました。
またYMCA活動を通し、「近江ミッション」を設立し、信徒の立場で熱心にプロテスタントの伝道に従事したキリスト教徒伝道者でもありました。
英語教師として来日後、1908年(明治41年)京都で建築設計監督事務所を設立。
日本各地で西洋建築の設計を数多く手懸けました。
学校、教会、YMCA、病院、百貨店、住宅等、彼の設計した建物は戦後の近代建築を牽引しました。
広島においても、戦後の焼け野原の中、世界青少年復興基金により、広島YMCA本館(現ヴォーリスロッジ)が、彼の手によって1952年に建設されました。

キャンプで使わない時に研修で使いたいというオファーが殺到

1978年 キャンプ場を芸北町雲月山に開設
1978年 キャンプ場を芸北町雲月山に開設

やがて、YMCAの野外活動センターとしてのみのち学荘での活動は、広島市内でも知れ渡るようになりました。
そうすると、広島市内から1時間、宿泊できる施設もあるということで、キャンプ以外で使わせてもらいたいという企業の方々からのオファーが殺到するようになりました。
YMCAも、より本格的なキャンプ活動がおこなえる拠点を芸北町の雲月山に移すことを決め(1978年)、本格的な企業研修に対応できるよう、ホテル機能を備えた新館の建設を行うこととなりました。

1978年 本館が完成 本格的な研修センターとしてスタート

1978年3月30日 みのち学荘新館完成
1978年3月30日 みのち学荘新館完成

1978年3月、現在の本館が建設され、2代目キャンプ場から本格的な研修を行える研修センターが誕生しました。
その後、企業の皆様の新人研修や中堅管理職研修、大学のゼミ、専門学校のオリエンテーションキャンプ、高等学校や学習塾の学習合宿など多くの皆様にご利用をいただいています。
また2009年八丁堀から移築された記念館をヴォーリスロッジとしてリニューアルした際、名称を「みのち学荘」から現在の「コンフォレスト湯来」に改名し、現在に至っています。


歴史ある落ち着いた静かな環境で、効果の高い研修や学習にぜひご活用ください。